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【電子書籍版限定SS 】願わくばこの手に祝福を【感想】

こんにちは!TAKAです。

 

今回は前回あげた『願わくばこの手に祝福を』の書籍化で追加された章と電子書籍版限定SSの感想です。

書き下ろし特典なので、『願わくばこの手に祝福を』の読者ならぜひ読んでください。

どの書き下ろし特典も面白いので、読む価値ありです!

 

cospaaaadansi.hateblo.jp

 

 

 

願わくばこの手に祝福を

書籍化追加された章

『その手に幸福がありし頃』

この章は絶対に読んだ方がいいぐらい良いエピソードですよ!

まずこのエピソードに出てくる最後の場面が、表紙だと思うとセンス良すぎだろw

アリュエノとルーギスの関係が始まるエピソードですが、幼少期のアリュエノ可愛いです。

でも幼少期のアリュエノは、達観しすぎていて子供らしさがなかったです。

環境が劣悪だったから仕方がないんだろうけどね...

でもルーギスと出会うことで、元気で活発な子になっちゃうんです。

アリュエノもルーギスによって助けられた1人だったんです。

ルーギスは幼少期からこんなイケメンなのかって思うほど、良いエピソードでした。

アリュエノがルーギスに惚れるのも分かるよ。

アリュエノが笑顔を絶やさなくなった理由が健気で本当に可愛いな!

 

『気高き銀猫』

カリアとルーギスのエピソードですが、カリアの気まぐれなところがすっごく可愛いです。

振り回されるルーギスは可哀想ですが、やはりルーギスとカリアの絡みは面白いですね。

ルーギスがヒロインたちに振り回されるのはよくあることだけど、カリアに振り回されてるときが1番面白いと思うのは僕だけかな?

このエピソードは1巻の後日談みたいなものだから、次巻からもあると嬉しいですね。

 

電子書籍限定SS

『南方国家イーリーザルド』

あらすじ

ルーギスとカリアはガーライスト大国を抜け自由都市ガルーアマリアへ

しかしバードニック家の追手を巻くため、一度、南方にある砂石の国イーリーザルドを抜けることになった。

 

登場人物

ルーギス・・・主人公

カリア・・・バードニック家の名を捨てた騎士。

テルサラット=ルワナ・・・イーリーザルドの闘士。

 

感想

この感想ではネタバレを若干含みます。

この電子書籍版限定SSは本編でルーギスとカリアが共に自由都市ガルーアマリアへ向かう空白の期間を描いた章になります。

ルーギスの活躍は勿論、ルーギスがカリアの手を何気無く手を取るシーンや、気まぐれで可愛いカリアを見る事が出来て面白いです。

 

この章でもルーギスの格好いいシーンが沢山あって見所満載です。

ルーギスはリチャード爺さん直伝の交渉術を使います。

今までリチャードが師で良かったという描写はあったけど、役立ったことあるっけ?って思ってたから新鮮でした。

リチャード爺さんもちゃんと教える事はちゃんと教えてたw

ルーギスはリチャード爺さん流の交渉術で、テルサラット=ルワナに対して交渉を有利に行えてて格好良かった!

こういった描写があると、ルーギスが経験値をしっかり積んでる事が分かりますよね。

ちゃんとかつての救世の旅の時代の経験値が生きてて良かったです。

ただルーギスは戦闘面ではまだ弱いよね。

魔獣「片足の主」と戦う時は、全然役に立ってないです。

もうちょっとバトルシーンでも格好いい姿見せて欲しかったw

まあ今のルーギスなら相手の気を引くぐらいしか出来ないのは仕方がないかw

でもルーギスの相手の心を動かすのが上手でたらしですね。

ルーギス自体は無意識でやってるんでしょうけどw

 

テルサラットが今まで魔獣の片足の主に対して足が竦んでしまうのかの理由付けも良かったです。

テルサラットは強者であるはずなのに、何故、魔獣「片足の主」にビビってしまうのか?

テルサラットたちイーリーザルドの闘士たちもビビる魔獣相手に、ルーギスたち2人で戦おうとするのは無謀すぎるだろって思っちゃいました。

まあカリアの力を信じてるからなのかもしれないですけど...

でも何故ビビるのかに、理由付けがあって面白い設定だと思いました。

闘士たちが「片足の主」の魔力に侵されてるって設定は良いですよね。

それなら闘士たちが勝てなくても納得出来るし、ルーギスとカリアが2人で戦いに挑むのも無謀じゃなくなります。

まだ「片足の主」の魔力に侵されていないルーギスとカリアならもしかしたら2人でも勝てるかもしれません。

でもルーギスの戦闘能力がもう少し高くてカリアの足を引っ張らなければですけどねw

無謀でも無茶をするルーギスを見てテルサラットが葛藤するシーンは凄く良かったです。

そして、テルサラットがルーギスを助ける為に動かない体を無理やり動しルーギスを助けるシーンから倒すまでの展開は最高に面白かった。

やっぱりルーギスって女誑しってよりは人誑しですよね。

今回もテルサラットがルーギスの言葉によって、 救われます。

ルーギスが救世の旅で腐ってたからこそ、相手に響く言葉が言えるんだと思います。

ガーライスト人を目の敵にしていたテルサラットがルーギスに尊敬して様付けするようになるのは可愛いですよね。

ルーギスを慕っている感じあって本当に可愛いです。

テルサラットはこのSSだけの登場人物だと勿体無いと思えるぐらい魅力的なキャラクターでした。

出来れば仲良くなったカリアとテルサラットの掛け合いも見てみたいです。

 

最後に

今回のエピソードは、書き下ろしの為、書籍版じゃないと読めません。

それも大切なエピソードもあるので、なろう小説版の『願わくばこの手に祝福を』の読者にはぜひ読んでんでほしいです。

この作品自体読んでいない方は、面白い作品なので、ぜひ無料で読めるなろう小説版を読んでみてください。

願わくばこの手に祝福を

 

 

以上!

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